季節はうつろう
2017.7.5.
採用担当佐々木です。
気が付いたら7月。
また更新をとめてしまいました。
思い返せば4月。
4月には、社内に、あらなた仲間が入社しました。
その中で、1人の男性社員がいます。
この男性社員の年齢は、20代前半です。
そんな彼は、自己紹介の際、「カラオケでよく歌う曲は?」と聞かれ、
「ルビーの指輪です」
と言い切っていました。
衝撃を受けました。
なんの迷いもなく答えたところに、また、衝撃を受けました。
言わずと知れた、昭和歌謡界の名曲。
こんな若者が、顔色ひとつ変えずにその曲をチョイスしたこと。
彼くらいの世代であれば、もっと何か他の曲もあったろうに。
とんでもない新人が来たなと思いました。
心なしか、社内がざわつきました。
彼がどんなきっかけで、ルビーの指輪を歌い始めたのか。
どうしてその歌に興味を持っているのか。
そもそも、歌詞の意味をどう理解しているのだろうか。
もしかしたら、この若さで、この歌に出てくる男性のごとく、切ない体験をしているのかもしれない。
もしかしたら、彼も街を歩くと、ベージュのコートにルビーの指輪を探しているのかもしれない。
彼を見かける度に、私がこんな妄想をしていることを、きっと彼は知らないでしょう。
そして、このブログにまさか自分のことが書かれているなんて、きっと彼は知らないでしょうし、
気づくこともないでしょう。
先日初めて言葉を交わす機会があったので
「ルビーの指輪歌うんですか」と絡んでみたところ
「ははは」と笑ってかわされました。
関わりたくないと思われたのかもしれません。
触れてほしくないと思われたのかもしれません。
残念ですが、真相は闇の中です。
いつか、ルビーの指輪を熱唱する彼を見ることができたら、上記の疑問をぶつけてみたいと思います。
そんな大型新人が入社してから、早、数ヵ月が経とうとしています。
季節は、もうすっかり夏。
残すところ、今年もあと半年。
この時期になると、各園でも、この時期ならではのモチーフをつかった子ども達の作品で彩られます。
先日、園を巡回しているスタッフが、写真を送ってきてくれました。
その場がパッと華やぐような、あざやかな紫陽花です。
こちらも。
紙をまるめてみたり、指をスタンプにしてみたり。
同じ紫陽花でも、子ども達の年齢によって、作品は様々です。
こんなちぎり絵も素敵ですね。
こうやって、季節を感じられるのも、保育園の良いところ。
本日は七夕。
沢山の願い事がかかれた笹の葉で彩られたことでしょう。
「保育園にいると、子ども達と一緒に四季を感じられるのがうれしいですね。
他の仕事に転職してみたけれど、やっぱり保育園にいた時ほど、四季を感じることはなかったですね」
先日、またこの業界で働きたいと面接に来た方が、
そう笑顔でおっしゃっていたことが印象的でした。
私がブログの更新をとめようと、季節はうつろいでいく。
ベージュのコートが必要な季節も、きっとすぐに来てしまうのでしょうから、
今この季節を楽しみたいと思います。
ため込んでしまったトピックは、
ここから少しずつ、お伝えできればと思います。
(佐々木)