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続けられた理由

2019.7.1.

採用担当佐々木です。

前回の松元のブログ(https://www.gk-recruit.jp/archives/2203)では、
場所選びのセンスの無さを露呈されてしまいましたが、
何とか部員のやさしさで、立ち直ることができました。

そんな中つい先日、朝。家をでようと立ち上がろうとした私の腰を、激痛が襲いました。
ここからしばし長いので、お暇なときに読み進めていただければと思います。

話を戻します。

立ち上がりたいのに、立ち上がれない。
これはなんだ?いわゆるギッ〇〇腰というやつか?

なんとか立ちあがったものの、「く」の字の姿勢のまま、少しずつ少しずつ前に進むことしかできません。
ほんとうに、情けない姿です。
このままだと、飯田橋の本社につくころには夜になりそうです。

どうしよう、今日は朝から面接がある…
こんな日に限って会議やら外出やらで人も手薄だ…
場所選びのセンスがないどころか、ギッ〇〇腰で戦線離脱…どうしよう…

瞬時にいろいろな想いが頭をめぐりました。

とりあえず、まず、対応できる人を探そう。
朝から対応できそうな松元に連絡したところ、サクサク調整をすすめてくれました。さすがです。
「次の日も休んでください」と言ってくれた松元に「嫌だ、明日は絶対行く」と伝えたところ、
「せっかく心配してやったのに」と腹がたったのか、次の日「ギックリ〇〇〇」と、呼ばれました。
あまりのひどさに彼の人間性が疑われると思いますので、ここには書けませんが、それでも感謝の気持ち以外湧いてきません。
自分の心の広さも、あらためて感じています。

なんとか調整がつき、部員に連絡。
「ごめんなさい、腰がおかしく、ヨチヨチ歩きしかできないので、今日は出社できないかもしれません」
とても申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

採用部の森野から返ってきたひとこと。

「ヨチヨチ歩きの件了解しました!」

その独特の返し方に、もはや悪意しか感じない私は、心が狭いのでしょうか。
それはさておき、緊急事態に対応してくれる仲間がいることがいかに心強いことか。

この、「佐々木がギッ〇〇腰になった」という、グローバルキッズイチどうでもいい情報は、
数時間で他部署の一部にも伝わったようで、
他部署の方や、社長の石橋からのメールの冒頭にまで「腰大丈夫か?」と書かれていました。
私の腰ごときを社長まで気にしてくれる、そんなあたたかい社風を感じずにはいられません。
そんなみなさまのあたたかさに応えるべく、ギッ〇〇腰の「く」の字オンナは、1日中鬼のようにストレッチをつづけ、整体で身体をもみほぐされ、
なんとか次の日には出社。

自分が一瞬腰を悪くし、歩くことさえ不自由になってみてあらためて、
健康に過ごせることのありがたさが身に沁みました。みなさん、是非体調にはお気をつけてくださいね。

さて、そんなギッ〇〇腰の「く」の字オンナですが、5月に入社して10年目を迎えました。

新卒採用を始めたばかりの頃、バスツアーで社長がバスガイド。

創業初期の本社のあった、清澄白河。いまとなってはとても小さな場所でした。

10年目。

古株。生き残り。お局。レジェンド。

 

良くも悪くも、様々な表現方法があると思いますし、長く続けてればいいというものでもないと思います。
ただ、「やり続けること」というのは、それ相応の気力、体力が必要だなと感じます。

そんな折、採用部のあるメンバーに

「佐々木さんは、なんで続けられたんですか?」と聞かれました。

改めて考えることもなかった問い。

確かにわたしも人間なので、大変だなあと思ったことや、いやだなあと思ったこと、
ギッ〇〇腰になること、体調を崩してもどうしても休めないこと、悶々と悩むこと、
そんなことがなかったわけではありません。

 

それは、どの仕事をしている方でも、そうなのではないでしょうか。

 

なぜ続けられたのか。

そのシンプルな問いに、いまだにはっきり答えることはできません。竹橋事務所のONI2015.節分の日には普通にONIが仕事している。
竹橋事務所のONI②。
そんなとき、保育園で働くある職員から、一通のカードが届きました。

昨年の方針発表会の際に、各自が感謝を伝えたい人に、そのカードを贈ろうという目的で配られたものでした。
先日、そのカードが、私の手元に届いたのです。
送り主は、ある園の保育士さん。

彼女は新卒で入社して、もう5年くらい経つでしょうか。当時、グローバルキッズともう一社を併願していましたが、
最終的にグローバルキッズに入社をしてくれました。

正直に言います。
出会った頃の彼女を考えると、今まで続いていること、それが不思議なくらいです。

一見すると、ちょっとぶっきらぼうで、ものすごく愛想がいいわけでもない。
保育への情熱にあふれていたかというと、おそらくそうでもなかった。
新卒特有の「私、がんばります!」みたいな、キラキラとした言葉を言うわけでもない。

(ああ、ごめんね、〇〇)

でも、なんだか不思議な愛嬌と、表裏の無さ、素直さを感じたことを覚えています。
最終的に、グローバルキッズに入社してくれると決めてくれてからも
「現場で先輩たちとうまくやれるかな…」と、
ちょっぴり心配な気持ちももったまま送り出した記憶があります。

そんな彼女が入社した1年目、時折、一緒に働いている職員に彼女のことを聞く機会がありました。
「結構はっきり指導する職員も多いから、いろいろと注意されたりしてるけど、みんな彼女をしっかり支えてるよ。
彼女もすごく頑張ってるよ」

ああ、がんばっているんだなあと、ほっとした気持ちになりました。
ただ、ここ数年は、ほとんど接触することも会うこともなく、時は流れていました。

そんな中、届いた、一枚のカード。こんなに字がきれいだったのかと驚くほど、
すなおにかかれた美しい文字でした。

「自分でも、ここまで続けるとは思いませんでした(笑)」

書かれていた言葉。
はっきり言うところが、相変わらずの素直さです。でも、私もそう思っていました。

もしかしたら、挫けることがあるかもしれない。本人も当時、そう思っていたのでしょう。

「でも先輩達のおかげもあってなんとか続けてこられました。
あの時、採用してくれたおかげです。ありがとうございました」

続ける中には、いろいろなことがあったはず。
怒られることも、悔しい思いも。
でも周りの先輩達も、彼女を見守り、時に叱咤激励しながら、関わり続けてくれたのだろうと感じました。
そしてきっと、彼女は、彼女なりにその想いを感じながら、
出会った子ども達や、周囲の人たちとのかかわりがあってこそ、続けてこられたのだろう。
何より、もう数年も会っていない私に対して、こういった言葉をかけられるような、
そういう素直であたたかい心をもった子だったのだと、あらためて思いました。

私自身に置き換えると、何年も会っていない人に、あらためてこんな言葉を贈ることすら考えなかったかもしれません。

伝えなくても、なにも困らない。きっとわかっているだろうと、片付けることもできる。
でも、言葉にするからこそ、初めて相手に伝わることもある。
彼女が言ってくれたからこそ、何年も前の出来事を、今のわたしが感じることができた。

そう考えると、自分自身が続けてこられた理由はきっとシンプルで、
それは、いろいろな場面場面で、その時々の想いや、感謝を言葉にして伝えてくれた人達がいたからだと思います。

それは、自分が採用に携わった人だったり、一緒に働く仲間だったりもします。

自分のしたことを見てくれる人がいる。
何か伝わったことがある。
それを知ることは、
誰にとっても、気持ちがあたたかくなる瞬間だと思います。

先日も、たまたまトイレの前でばったりと、ある園の施設長に会いました。
「いい人達を採用してくれてほんとうにありがとう」
その先生は、そう声をかけてくれました。

私が知る限り、きっとすごく苦労もされているのに、私にそんな言葉をかけてくれるなんて、
なんてあたたかい人なんだろう…とあらためて思いました。
そうすると、何か困ったことがあったときは必ず力になりたいと、自然と思うものです。
この人に喜んでもらえることが、きっと自分の喜びにもなるだろうなと思いました。

会社の状況も日々変わっていきますが、こういったあたたかい職員が数多くいることも
グローバルキッズが誇れることの、ひとつだと思います。

10年目を迎えた節目に、私自身も感謝として記させていただきました。


(佐々木)

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